都会のおしゃれエリアとして知られる東京・表参道のイルミネーションイベント「原宿表参道 百年の灯りライトアップ」が2020年12月1日（火）～12月25日（金）まで開催され、好評のうちに幕を閉じました。

2020年は繊細な光の演出が魅力の一つに

都内屈指のショッピングエリア・表参道では、イルミネーションイベント「原宿表参道 百年の灯りライトアップ」が2020年12月1日（火）～12月25日（金）まで開催され、毎年多くの人々で賑わってきた表参道（神宮橋交差点から表参道交差点まで）のイルミネーションが今回はささやかな優しい光に包まれました。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、表参道は植栽帯のみのライトアップとなりましたが、このエリアが持つ洗練された街並みと優しい光が相まって、例年とはまた一味違う大人の趣きが漂う光景となりました。
表参道の冬といえば欅の木のライトアップが恒例でしたが、今回のような繊細な演出に魅力を感じた方も多かったようです。

まちかど庭園では明治神宮鎮座100年奉納イベント「竹あかり」も開催！

今冬の見どころは植栽帯の繊細なライトアップだけではありません。
明治神宮の創建100周年を祝す「明治神宮鎮座百年大祭」（2020年10月30日～2020年11月1日まで開催）の奉納イベントの一環として、神宮前交番横のまちかど庭園で「竹あかり」のイルミネーションも開催されました。

「竹あかり」は穴を開けた竹に光を灯す「和の演出」で知られており、近代から現在までの日本の歩みを見守り続けてきた明治神宮の創建100年を記念するにふさわしいイルミネーションだったと言えるでしょう。
なお、この「竹あかり」はアーティストユニット「ちかけん」による作品で、竹に光を灯すイルミネーション作品はお祭りや式典、各種展示会、旅館、ホテルなどで見られる機会があるので、興味がある方は「ちかけん」のホームページをご覧になってみてはいかがでしょうか。

昨今の新型コロナウイルスによる社会的状況はいまだ治まる気配がありませんが、どのような時代であっても希望を持って前に進む人々の存在があったからこそ「今」があります。
この「原宿表参道 百年の灯りライトアップ」が多くの人々の癒しとなり、前に踏み出す力となってくれたことを願ってやみません。