ビックリ?! 世界のクリスマスの変わった習慣5選
日本では、クリスマスになるとイルミネーションが街を彩り、家族で自宅のツリーを飾ったりカップルで豪華なディナーをいただくという過ごし方が一般的です。一方で、海外では家族が一堂に集まってクリスマスを過ごすという国が多いとされていますが、なかには日本では考えられないような変わった習慣があるところもあります。
そこで今回は、世界のクリスマスの変わった習慣を5つご紹介いたします!
世界のクリスマスの変わった習慣
お菓子の入ったくす玉を割る!(メキシコ)
メキシコでは、クリスマスに「ピニャータ」と呼ばれるお菓子やおもちゃが詰まった派手なくす玉を、子供たちが割って遊ぶという習慣があります。日本のスイカ割りのように、目隠しをして棒で玉を叩き割るのが一般的な遊び方となっており、中に入ったお菓子やおもちゃは神様の恵みの象徴とされています。
なお、このピニャータ割りはクリスマスだけでなく、誕生日などのお祝い事にも行われることが多い遊びとなっています。
クリスマスツリーは飾らずに豆を植える?!(レバノン)
レバノンでは、クリスマスにツリーを飾るのは一般的ではなく、当日を迎える数週間前にヒヨコ豆やレンズ豆、小麦などを植えるという習慣があります。そして、その出てきた芽を飾ってお祝いするのですが、実はこれはキリストの復活を意味しているといわれています。
蜘蛛がクリスマスの象徴?(ウクライナ)
ウクライナでは蜘蛛がクリスマスを象徴するものとして親しまれています。これはかつてクリスマスツリーを飾りつける余裕もなく、生活に困っていた女性が朝目覚めると、金と銀の蜘蛛の糸に覆われた美しいツリーが飾られていたという言い伝えが起源とされています。
そのため、ウクライナでは蜘蛛は幸せを運ぶ象徴となっており、クリスマスツリーのデコレーション製品に用いられています。
コーヒーを飲んで祝う!(スウェーデン)
コーヒー大国として有名なスウェーデンでは、クリスマスのお祝いにもコーヒーを飲むという習慣があります。
また、日本のようにクリスマスケーキを食べるという習慣はなく、代わりにサフランブレッドというパンを食べるのが一般的となっています。昔はサフランが高級品だったため、特別な日のみ食べられていたのが習慣として現在でも根付いているそうです。
クリスマスにサウナで団欒?!(エストニア)
寒さの厳しい国の一つであるエストニアでは、サウナが文化として盛んなことで知られており、クリスマスには食事をいただいたあとに家族で入るという習慣があります。家族みんなでサウナに入って一年を振り返り、クリスマスを祝うのだそうです。
番外編:フライドチキンを食べる(日本)
日本では、クリスマスにはケンタッキーのフライドチキンが人気となっており、当日はたくさんの人々がお店に並んでいる光景を見たことがある方は多いのではないでしょうか?
日本は欧米諸国のようにオーブンでローストチキンを焼くという習慣がなかったため、代わりにフライドチキンを食べるというキャンペーンをケンタッキーが行なったのが始まりとされていますが、外国から見ると変わった習慣として驚く方も多いようです。
世界の習慣を取り入れて楽しいクリスマスを!
世界のクリスマスの変わった習慣をご紹介いたしました。クリスマスは家族で過ごすことが多いとされる外国では、実は国によっては聞いたことがないような習慣があることに驚かれた方もいらっしゃることでしょう。
一方で、日本で一般的とされているクリスマスの習慣も、外国から見れば変わった習慣として珍しがられることも多いのでお互い様かもしれませんね。
次のクリスマスシーズンは、今回ご紹介した外国の習慣も取り入れていつもと違ったクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか?