クリスマスの過ごし方、海外と日本との違いを比較してみました!
みなさんは、毎年どんなクリスマスを過ごしていますか?
日本のクリスマスといえば、恋人とイルミネーションを行ったりなど、「ロマンチックに過ごすもの」というイメージが強いですよね。一説には、1980年代のドラマや音楽の影響で、そのような文化になったともいわれています。
また、クリスマスのメインは25日よりもクリスマスイブで、この日にケーキを食べたり、フライドチキンを食べる方も多いのではないでしょうか?
そんな私たち日本人のクリスマスの過ごし方は、実は海外と比較すると、おもしろいほど異なっているということをご存知でしょうか?
アメリカ流のクリスマス
アメリカでは、クリスマスは家族や親戚一同が集まって過ごします。
クリスマスイブの夜から25日にかけて、普段は食べない豪華な食事を食べながら団欒を楽しむそうです。
また、25日はお店などもほとんど営業していないため、必然的に家族でゆっくり過ごすことになります。いわば日本のお正月のようなものです。
食事は主に、七面鳥や羊肉などが挙げられ、特に羊肉はキリスト教で「お供え物の食べ物」として位置づけられているため、神聖なクリスマスに欠かせない食材です。
間違っても、日本のようにフライドチキンを食べることはありません。
ちなみに、デザートにクリスマスケーキなどはなく、クッキーを食べるのが主流のようです。クリスマスイブの夜にサンタクロースへのお礼として用意したり、友人に配ったりします。
カソリックの本場・イタリア流のクリスマス
イタリアのクリスマスは、家族と過ごしたりと比較的アメリカと似ている部分もありますが、イタリア独自の過ごし方もあります。
まず、イタリアではプレセピオというキリストの生誕をジオラマにしたものを自宅の玄関や教会で飾ります。プレセピオには、非常にリアルなものから、かわいい人形タイプのものまで、様々な種類があるそうです。
また、クリスマスプレゼントは、25日が来るまでクリスマスツリーの下に置いておきます。その日までは絶対に開けてはいけないそうです。いわゆる、海外の映画やドラマでよく見かける光景です。
そして、イタリアのクリスマスに欠かせないのが、パネットーネというお菓子です。パネットーネ種の酵母で発酵させた粉と卵と砂糖を混ぜたものに、ドライフルーツを入れて焼き上げたケーキです。イタリアでも数少ない伝統お菓子だそうです。
意外と知らない!中国流のクリスマス
中国と聞くと、クリスマスのお祝いは行わないイメージがあるかもしれませんが、実はここ最近では、中国にもクリスマスの文化が入ってきているそうです。
とはいえ中国は非常に面積の広い国です。中国全土にクリスマスの文化が広まっているわけでなく、主に都市部でその様子をみることができます。
中国のクリスマスの大きな特徴は、シーズンになると市場にリンゴが多く出回るようになります。というのも、中国ではクリスマスイブのことを「平安夜」といい、りんごを「苹果」といいます。この「平」と「苹」が中国語で同じ発音のため、「安らかに過ごせるように」と祈りを込めてリンゴを人に贈るそうです。ここ数年で根付いた、中国ならではの習慣です。
今年はどんなクリスマスにしますか?
いかがでしたでしょうか?
欧米では宗教的な意味合いが強く、反対に日本を含むアジアでは、イベントのような意味合いが強いことがわかりました。
また、日本が独自のクリスマス文化を築いてきたという事実は、非常に興味深いものではないでしょうか。
反対に、クリスマスへの根強い風習などはありませんから、今後も新たな文化が入ってくるかもしれません。
今年のクリスマスは、海外に行って、もしくは外国人を誘ってみて、海外のクリスマスを体験してみるのも良いかもしれませんね。