ベルリンの夜を彩る光の祭典 「Festival of Lights 2017」
ドイツ北東部に位置するベルリンで、毎年10月中旬から街をあげて開催されているライトアップイベント「Festival of Lights」が、今年も10日間にわたって開催されます。
2005年から始まった「Festival of Lights」は、今年で13回目の開催を迎えます。
ベルリン各地の観光名所を美しくライトアップするほか、歴史的建造物やモニュメントに芸術的なプロジェクションマッピングを映し出すなど、街全体が光のアートに包み込まれる一大イベントです。
各国デザイナーたちの光の芸術が無料で鑑賞できる
ドイツの首都でもあるベルリンは、13世紀頃からの歴史があり、ベルリンの壁で知られるドイツ分割時代の複雑な一面とともに、歴史的建造物が多く残っている都市です。
そんなベルリンの建造物などをスクリーンにし、世界各国のアーティストやデザイナー、パフォーマーらが腕をふるい、最先端技術を駆使してプロジェクションマッピングをはじめ、各種の光の芸術作品を発表します。
各作品は無料で鑑賞できるのも大きな魅力となっています。
昼間は建築物を訪れ歴史探訪を楽しみ、夜は全く違う顔に生まれ変わる街並みを堪能することができるのも、このイベントが多くの人から支持され愛されている理由のひとつなのではないでしょうか。
過去に人気を集めたライトアップスポットをご紹介
「Festival of Lights」では、ベルリン内の代表的な大聖堂や宮殿、テレビ塔、モニュメントなど、毎年異なる観光スポットが趣向を凝らしたライトで彩られます。
過去、特に人気を集めてきた2スポットをご紹介します。
ベルリン大聖堂
首都ベルリンの中心部ミッテ区に位置し、ひときわ目立つドーム型が特徴的な大聖堂「ベルリン大聖堂」。
普段も夜間はライトアップされているようですが、イベント期間中はプロジェクションマッピングが映し出され、一気にアートな建物へと姿を変えます。
ブランデンブルグ門
ドイツ統一を象徴するシンボルとして有名な「ブランデンブルグ門」では、プロジェクションマッピングのワールドコンテストが開催され、予選を勝ち抜いた世界各国のデジタルアーティストたちの美しい戦いが繰り広げられます。
例年、19時から0時までプロジェクションマッピングが映し出され、毎年多くのギャラリーの熱視線が送られます。来場者も投票できるそうですので、訪れた際はぜひ一票を投じてみては?
2016年に公開されたオフィシャルビデオクリップ
「Festival of Lights」の公式YouTubeチャンネルにて、オフィシャルビデオクリップが公開されています。ベルリン市内のライトアップの様子や、観客の盛り上がりの様子がよく分かります。
秋のベルリン観光と合わせるのがオススメ!
これだけの規模のイルミネーションやプロジェクションマッピングが見られる上に、無料で入場できるため、この期間中にベルリンを訪れる旅行者は、なんと200万人以上ともいわれています。それだけ世界中からの関心も高いということですね。
秋にベルリン観光に訪れる際は、歴史的な建物の探訪とともに、「フェスティバル・オブ・ライツ」にも行ってみるのがオススメです。
街全体に魔法がかけられたかのような、この壮大なショーを楽しめるのは1年のうちでも、10月中旬のこの時期だけ。
事前に公式サイトのご確認もお忘れなく!
フェスティバル・オブ・ライツ(Festival of Lights)
- 【開催場所】
- ドイツ・ベルリン市内
- 【開催期間】
- 2017年10月6日(金)~2017年10月15日(日)まで
- 【メイン会場】
- ブランデンブルグ門
- 【公式サイト】
- http://festival-of-lights.de/