車のヘッドライトをLEDにするメリットは?
車のヘッドライトは運転する際に重要なパーツのひとつですが、従来のハロゲンライトなどから最近ではLEDが導入されるようになってきています。
今回は、車のヘッドライトにLEDライトを使うメリットとデメリットについて解説します。
車にLEDヘッドライトを導入するメリット
高いエネルギー効率
自動車にLEDヘッドライトを導入する大きなメリットは、まずエネルギー効率が高いことです。
消費電力が少ないため、消耗もしにくいので長く使うことができて経済的です。
車のバッテリーを長持ちさせることもでき、燃料費の節約にもつながります。
寿命が長い
LEDは寿命が長く、従来のハロゲンライトより長持ちするのもメリットの一つです。
LEDヘッドライトの寿命は10,000時間といわれていて、車の乗り方次第では廃車まで交換が必要ない場合も十分にありえます。
そのため、メンテナンスコストを抑えることができるのです。
ライト点灯直後から最大光量
従来のハロゲンヘッドライトは、スイッチを入れてから安定するまでに時間がかかります。
これに対し、LEDヘッドライトはスイッチを入れた瞬間から最大限の光量を発揮することができます。
車の外観をおしゃれに
LEDヘッドライトはスタイリッシュなデザインも多く、車両の外観を引き立てて車の存在感を高めることができます。
また、カスタマイズしてオリジナルのデザインにすることも可能です。
LEDヘッドライトにはデメリットも
製品単価の高さ
LEDヘッドライトは製造工程が複雑で部品コストが高いため、製品単価が高くなり従来のハロゲンライトと比較すると高価になります。
長期的な視点で見るとコストパフォーマンスは良いのですが、導入費用が必要になります。
熱量が少なく雪を溶かさない
ハロゲンヘッドライトが発する光には赤外線が含まれている一方で、LEDヘッドライトの光は赤外線がほとんど含まれていません。
赤外線によって熱を持ちヘッドライトのガラス面についた雪を溶かしますが、赤外線をほとんど含まないLEDヘッドライトは加熱せず雪を溶かすことができません。
暗いと感じることがある
上述した通り、LEDヘッドライトは赤外線が少ないです。
青い光の成分が多いLEDヘッドライトは、色味の関係で暗く感じることがあります。
壊れたらユニットごと交換に
LEDヘッドライトは、多くの場合ヘッドライトユニットと一体化しているため、故障した場合はバルブを交換することができずヘッドライトユニットごと交換しなければなりません。
そのため交換費用も高額になってしまうということがあります。
取り付けに時間がかかる
LEDは従来のハロゲンライトとは接続方法が異なるため、取り付けに時間がかかることがあります。
また、専門的な知識や技術が必要な場合もあり、専門業者に頼らなければならない可能性もあります。
車のヘッドライトはご自身に合った選び方をしよう!
LEDヘッドライトは、従来のハロゲンライトと比較して長寿命、省エネ、即効性などのメリットなどがありますが、導入するために費用が必要、取り付けに時間がかかる、雪が溶けないなどのデメリットもあります。
どの部分を重視するかは人それぞれですので、これらを踏まえご自身のニーズと予算を考慮した上で、適切なヘッドライトを選択することが重要です。
もしもLEDヘッドライトを導入するかどうか迷っている方は、一度販売店などの業者に相談してみるとよいでしょう。